組合というもの

2020年05月31日

 社会福祉法人であったりNPO法人であったり、その設立の源流には何かしらの社会運動があるのではないでしょうか。そういった団体を相手に、労働条件の改善を求めるのことは少し気が引けるという人がほとんどでしょう。なにしろ、「運動団体」と言われてしまうと、多少の個人の犠牲は仕方がないと、運営する側も働く側もそう思ってしまいがちです。また、労働諸法は「旧世紀の工場労働をベースにして考えられた法律だから」と、運動団体の「理念優位」の考え方とは合わないと言われることも多いと思います。私自身もそんな思いなどから、身体障がい者たちが自らの「自立生活」のためにつくった社会福祉法人の、その労働条件についてはまあこんなものだろうとある意味「見逃して」いました。

 組合を作った理由も、社会福祉制度の改悪によって生じた運営側の一方的な規則改訂等に対抗することがひとつ。そして、そもそも「運動団体」と称しながら運動らしい運動もなく、単なる派遣会社化、行政の下請け化していくことへの歯止めになればという意識からでした。

 ところが、いざ組合を結成し、法人理事長との話し合いを始めてみれば、さまざまな問題が露見されることになりました。( V )

三多摩合同労働組合  東京都立川市曙町3-19-13-104
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